掲載日 : [2020-03-28] 照会数 : 11605
品薄のマスク手作り…民団八尾、高齢者施設の利用者
[ 材料は使い古しのハンカチ ]
【大阪】「街かどデイハウス ムグンファ」と「社会福祉法人ハナ集いの家 ムグンファ」の利用者たちが、民団八尾支部で感染予防用のマスクを手づくりした。マスクはいまだに品薄状態。ドラッグストアを回っても売り切れで手に入らないという団員には利用者が作り方を教えている。
マスク作りは朴清同施設長(民団大阪本部副団長)が新型コロナウイルス対策として企画した。利用者に呼びかけたところ延べ80人の利用者が参加し、2日から1週間取り組んだ。表地は身近なハンカチや使い古しのパンティストッキングを利用。「立体布マスク」の型紙を使って裁断し、ハーフリネンやダブルガーゼを挟んで手縫いした。
施設内では新型コロナの流行の兆しが見えるや、20分間隔で換気と消毒を徹底、利用者には手洗いやうがいを促してきた。朴施設長は「いろんな企画をして利用者たちは楽しい時間を過ごしている。みんなで力を合わせてコロナ禍を乗り越えていきたい」と話していた。
ちなみに朴施設長は自ら経営する会社から携帯用消毒液を持ち込み、利用者に無償で配った。
(2020.03.27 民団新聞)