韓日の若手テノール歌手が初共演するコンサート「響き合う瞬間(とき)」が18日、東京・千代田区の紀尾井ホールで開かれる。韓日国交正常化50周年記念の年として、主催のコンコルディアが企画した。
韓国・慶尚北道生まれのフィージンさんは、ソウル大学声楽科卒業後、兵役を経て、韓国でデビュー。2010年、日本で活動を始めた。東日本大震災で傷ついた子どもたちのための音楽活動も続けている。
大阪・吹田市出身の古橋郷平さんは、沖縄県立芸術大学大学院を経てボローニャ国立音楽院へ留学。08年、イタリアで開催されたトスティ歌曲国際コンクール本選で、日本人初の第3位の入選を果たした。
当日は、2人のデュエットも披露される。
プロデューサーの近藤由紀子さんは「音楽は平和の使者、国境を越えて人々の心をつなぐと信じて、日韓の音楽交流を続けてきました。日韓国交正常化50周年の年の初めに日韓の若きテノール歌手2人が、同じステージで歌う姿に未来の希望を感じてほしい」と開催への思いを語る。
開演19時。一般6500円、学生2000円。チケット・問い合わせはコンコルディア(03・6427・5688)。
(2015.1.1 民団新聞)