【宮城】民団韓食ネット協議会(呉永錫会長、東京・新宿区)は12月26日、東北でも最大規模の仮設住宅団地が集中する石巻市を訪れ、参鶏湯500人分の炊き出しを行った。民間の市復興支援実行委員会(高樹一郎会長)、330‐A地区東京イーストライオンズクラブ(久保耕二会長)との共同慰問。
仮設大森第3団地では167戸273人がいまも不自由な避難生活を余儀なくされている。炊き出しは拠点センターで行った。呉会長をはじめとするメンバー7人が参鶏湯を温め、持参したプレートに白菜と大根のキムチ、韓国海苔とともに盛りつけた。試食した住民からは「スープ、ものすごく美味しい」という声が聞かれた。
この後、さらに規模の大きい仮設開成第11団地(247戸、603人)でも同様の炊き出しを行った。食べ終えたプレートを見ると、ほぼすべてが空になっていた。
民団韓食ネットによる被災地での炊き出しは東日本大震災以来、これが3回目。今回は駐日韓国大使館主催の第2回韓・日キムジャン大祝祭で漬けたキムチを分かち合うため。持参したキムチは住民がお土産として持ち帰った。
(2015.1.15 民団新聞)