公益財団法人韓昌祐・哲文化財団(韓昌祐理事長、東京都千代田区)の14年度助成証書が13日、東京・新宿の韓国文化院で授与された。受賞者は韓日両国の相互理解に関わる研究や活動に取り組む8人と3団体。応募総数は140件と過去最多だった。
ヘレン・リーさん(延世大学アンダーウッド国際大学教授)は、「植民地時代の朝鮮人児童の作文の実態」と題した研究で助成受賞者に選ばれた。同時期の日本人児童の作文と比較しながら、当時の朝鮮児童の実態についてより広い視点で深く読み解いていくという。
NPOアジア図書館ネットワーク(岩崎輝行代表)は、日本における図書館の除籍図書資料をアジア諸国の図書館に寄贈している学術・文化交流団体。ソウル大学校東アジア言語文明学部日本学科の要請を受け、韓国のオリニに図書を寄贈する。
音楽で手をつなごうプロジェクト日韓コンサート実行委員会(小田もゆる代表)は、韓日国交正常化50周年記念「音楽で手をつなごうコンサート〜障がいのある仲間とともに」を3月から8月にかけて東京と韓国で開催する。障がい者およびその家族が交流し、絆を深めていくのを目的としている。
来賓を代表して前衆議院議長の伊吹文明衆議院議員が祝辞を述べた。
(2015.3.18 民団新聞)