掲載日 : [2019-10-17] 照会数 : 6759
韓国水産食品普及促進へアンテナショップを運営…趙善玉さん自由が丘で
[ 店に立つ趙善玉さん ]
料理研究家の趙善玉さん(日・韓農水産物食文化協会代表)が東京・目黒区の自由が丘駅前で韓国水産食品を扱うアンテナショップ「K‐Seafood 韓国水産食品館」を運営している。
新鮮なアワビ、つぶ貝など約30種類を扱う。なかでもお勧めは3種類の自然発酵エキス「コッチョッカル(花の塩から)」。厳選した材料と天然の天日塩だけを使い、長時間かけて自然発酵させた。発酵したカビが壺の中で花のような模様を描くことからこう名づけられた。
いわしエキスは和風でナムル向け。カニといわしエキスは鍋料理に合うという。なかでも、さんまエキスは万能で、特にキムチにぴったりとのこと。魚の臭みが少なく、風味がある。趙さんはこのエキスをもとに「プレミアムキムチ」を漬けて店頭に並べた。発酵が進むほど濃厚なうまみを醸し出している。
趙さんは5年前、慶尚北道浦項市で偶然「コッチョッカル」と出会い、「無添加ながら料理本来の味を際立たせる」ことに魅了された。2018年1月には浦項市と業務協約書を結び、自ら直輸入して日本での普及に努めている。値段は各120㍉で1600~1800円。
アンテナショップは目黒区自由が丘2‐11‐1。電話03・6233・7867。営業は11~19時。11月5日までの期間限定。
(2019.10.16 民団新聞)