悪化した韓日関係の改善のために両国の元老級が動き出す必要があるという韓国側の提案で構成された「韓日・日韓賢人会議」のメンバーは23日、安倍晋三首相と首相官邸で会談し、今年で国交正常化50周年を迎える両国の関係を回復させ、首脳会談の実現に向けて環境を整える必要があるとの意見を伝えた。
韓国側からは座長の李洪九元国務総理、金守漢元国会議長、李承潤元副総理、孔魯明元外務部長官、金 韓日経済協会長、柳明桓元外交通商部長官が、日本側からは座長の福田康夫元首相や河村建夫元官房長官らが同席した。森喜朗元首相は健康の問題のため出席しなかった。
両国の元老は前日、東京都内のホテルで「韓日賢人会議」第1回会合を開き、両国関係が東北アジアの平和と繁栄に直結するという認識で一致した。また、悪化した関係をこのまま放置する場合、韓日米と韓日中関係にも深刻な打撃を与えるとし、両国首脳の決断を促すことで一致した。第2回会合は5月ごろにソウルで開く。
(2015.3.25 民団新聞)