掲載日 : [2019-11-27] 照会数 : 5020
趙善玉の「飲食知味方の世界」コンコギキムチポッ
キジ肉の塩水漬け
今回から「コンコギ(キジ肉)」漬物シリーズをご紹介します。最初の一品は、キジ肉のキムチ「コンコギキムチポッ」です。『飲食知味方』には塩漬けきゅうりの皮をむき、種を取り、きゅうりと同じぐらいの大きさに切ったキジ肉と一緒に温かい塩水でナバッキムチのように漬けると記されています。
皆さんは、ナバッキムチという名前を聞いたことはありますか。韓国人同士の会話には、ナバッキムチという言葉がよく出てきます。実は朝鮮王朝時代、宮中では水キムチをナバッキムチと言っていました。
韓国人なら水キムチの汁を飲むのは当たり前ですが、日本の方は具だけ食べて肝心の汁を残している方が多くいます。乳酸菌が多く含まれている汁を残すのはもったいないので「その汁を飲むと体にいい」と伝えると「汁も飲んでいいのですか」と聞かれて驚きます。 次回も日本の方が知っているようで知らない韓国料理の正しい食べ方を丁寧に説明しながら、美味しくて体に良い韓国料理の作り方を紹介していきたいと思います。
◇材料(4人分)
きゅうりの塩漬け2000g、キジ肉100g、お湯10カップ、塩大さじ2
<副材料>ニンニク2個、生姜5g、万能ねぎ3根、セリ2根
◇つくり方
1.きゅうりの塩漬けを水に浸けて塩抜きし、4㎝長さに切り、桂むきにしてから千切りにする。
2.キジ肉を茹でて①と同じ大きさに切る。
3.保存容器にお湯と塩を入れて①と②も入れ、ニンニクと生姜を千切り、万能ねぎとセリは3㎝に切って加え、1週間熟成させてから食べる。
(2019.11.27 民団新聞)