掲載日 : [2020-02-13] 照会数 : 7302
思い出の学び舎後に…民族学校3校の高校で卒業式
[ 胸を張って退場する卒業生(金剛) ]
[ 母親から花束のプレゼント(東京韓国学校) ]
[ 卒業証書を手に満面の笑顔を見せる(建国) ]
【大阪】白頭学院建国高等学校(高敬弼理事長、李鐘建校長)は1月31日、同校で第70期卒業生43人を送り出した。卒業式には駐大阪総領事館の呉泰圭総領事、呉龍浩民団大阪本部団長らが参席し、見守った。
李校長は「自分自身の可能性を自覚し、これからもひたむきに努力を重ねてください」と激励した。主な進路は早稲田大学、慶応大学、同志社大学、韓国の高麗大学、延世大学、成均館大学など。
◆「自らの道歩め」
【大阪】金剛学園高等学校(崔潤理事長、尹裕淑校長)からは1日、20人(国際総合コース15人、特進コース5人)が巣立っていった。
尹校長は「人生は自分でどのようにもつくることができる。皆さんならではの人生を堂々と歩んでください」とはなむけの言葉を贈った。崔理事長からは「道を選択することは服を着替えること。何度も服を着替えながら自分をアピールし、歩んでいってください」という激励があった。
卒業生を代表して尹景煥さんが「いつか立派な社会人になってまた戻ってきます」と答辞を述べた。駐大阪総領事館から呉泰奎総領事、民団大阪本部から金明弘監察委員長がそれぞれ祝辞を述べた。
◆涙、涙の抱擁劇
東京韓国学校高等部(呉公太理事長、郭尚勲校長)の2019学年度卒業式は1日、新宿区の同校講堂で開かれた。郭校長は卒業生115人に一言ずつ声かけしながら卒業証書を手渡し、握手で送り出した。
卒業生は壇上から降りると待ち構えていた保護者に1輪のカーネーションに添えて用意しておいた感謝の手紙を手渡した。保護者は「チュッカヘヨ(おめでとう)」と言いながら涙ぐむわが子を抱きしめていた。
卒業生のうち15人には「民国民団中央本部団長賞」などの特別賞が贈られた。
(2020.02.12 民団新聞)