掲載日 : [2017-10-11] 照会数 : 9207
平昌五輪の成功期す…ソウルで世界韓人会長大会
[ 500余人が参加した2017世界韓人会長大会 ]
【ソウル】「第11回世界韓人の日」記念式と2017世界韓人会長大会開幕式が9月27日、ソウル市内のホテルで開かれた。在外同胞財団主催の大会には、2017世界韓人会長大会共同議長の呉公太民団中央本部団長、南チャンギュ欧州韓人総連合会会長ら海外73余カ国から韓人会長400余人を含む各界人士500余人が出席した。韓人会長らは「在外同胞とともに、新しい大韓民国」という主題のもと、各国同胞社会が掲げている北東アジアの平和定着を早めることや、2018平昌冬季五輪成功に協力する方案に合意した。
「第11回世界韓人の日」記念式では、文在寅大統領をはじめ政府役員、国会議員が参加する中、在日同胞の徐龍達桃山学院大学名誉教授ら在外同胞の有功者たちに勲章が授与された。
文大統領は「平昌冬季五輪を皮切りに20年の東京、22年の北京に続く北東アジアのリレー五輪が始まる。平昌で韓半島の平和、さらには北東アジアの平和を築くために194カ国740万在外同胞と韓人会長団の皆さんの役割が重要だ」とした上で、「同胞社会と大韓民国の共同発展のために努力をさらに拡大する」と述べた。
この後、兵役、税務、健康保険、在外選挙など、在外同胞関連の9項目について政府の関係者が政策を説明し、質問に答える「政府と対話」が行われた。
28日には地域別懸案討論、主要政党政策フォーラム、韓人会運営事例発表など本格的な会議と講演が行われ、海外のそれぞれの韓国人社会の声を集める論議を展開した。
主要政党政策フォーラムでは、共に民主党、自由韓国党、国民の党、正しい政党などが各政党別に在外同胞政策に対して論議し、韓人社会の模範的な事例を紹介し、各韓人会のノウハウを共有する運営事例を発表した。29日には地域別に論議された懸案発表を土台に、参加者の意思をまとめ、1,平昌五輪成功に向けて積極支援2,北韓の核開発を即刻中断させ、南北韓の対話を要求3,韓半島の平和統一基盤を構築のため最善の尽力‐などの決議文を採択した。
(2017.10.11 民団新聞)