掲載日 : [2018-10-10] 照会数 : 6093
東アジア平和の羅針盤に…韓日共同宣言、ソウルで20周年式典
[ 主催側を代表してあいさつする共同委員長の姜昌一議員(韓日議員連盟会長) ]
【ソウル】1998年に金大中大統領と小渕恵三首相が発表した「韓日共同パートナーシップ宣言」の20周年記念式が1日、ソウルで開かれた。
李洛淵首相は「金大統領の均衡と決断、小渕首相の配慮と決断が相乗効果を生み出し、最強の両国関係を作り上げたと思う」と述べた。また、「韓国はあまりにも過去に執着し、日本は常に未来志向を述べる。これを変えて、韓国が未来志向を強調し、日本が過去を見るよう呼びかけるメッセージを国会演説に盛り込んではどうかと金大統領が話していた」というエピソードを紹介。金大統領の考えが「共同宣言」にも反映されたと説明した。
野党・民主平和党の朴智元議員と与党・共に民主党の姜昌一議員(韓日議員連盟会長)が記念式の共同委員長を務めた。
朴議員は「韓半島の平和と非核化に向けた南北対話が活発に進められている。国際社会、特に日本の支援が必要だ。『共同宣言』という羅針盤には、両国が東アジアの平和に向けともに前進すべきだと方向を示している」と述べた。姜議員は「北韓と日本の対話が再開され、関係が改善されれば東北アジアの平和と安定に大きく寄与するだろう」と話した。
記念式には日韓議員連盟の額賀福志郎会長が出席し、祝辞を述べた。
(2018.10.10 民団新聞)