掲載日 : [2017-11-08] 照会数 : 4959
<文大統領>民族自決を強調…施政方針で「5原則」
文在寅大統領は1日、国会で施政方針演説を行い、今後取り組む政治課題について1,韓半島の平和定着2,韓半島の非核化3,韓国主導による南北問題の解決4,北韓の核問題の平和的解決5,北韓の挑発への断固たる対応‐の5つの原則を提示した。
文大統領は韓半島の平和定着に向け「いかなる場合でも武力衝突があってはならない。韓国の事前同意のない軍事行動はあり得ない」と断言した。米国と北韓との間で軍事的緊張が高まっている中、軍事衝突の阻止に注力する姿勢を示した。
1991年の南北による韓半島非核化宣言に触れ「北の核保有国としての地位は容認も認定もできない」と北韓に核放棄を迫るとともに、「われわれも核を開発、保有しない」と述べた。
韓国主導による南北問題の解決を目指す姿勢については、「わが民族の運命はわれわれが自ら決定すべきだ。植民地支配や分断のように、われわれの意志と関係なく運命が決められた不幸な歴史を繰り返さない」と強調した。
文大統領は北韓の核問題の平和的解決にも言及し、韓米日が主導する制裁と圧力は、北韓を対話に復帰させるための手段であることを明確にした。度重なる核・ミサイル挑発に断固対応するため、「圧倒的な力の優位を確保すべきだ」と訴え、「強固な韓米同盟を土台に国際社会とも積極的に協力する」と述べた。
(2017.11.8 民団新聞)