掲載日 : [2016-03-30] 照会数 : 4331
起業と技術革新に新拠点…「スタートアップキャンパス」京畿道板橋に開所
韓国最大規模となる起業・スタートアップ企業支援機関「スタートアップキャンパス」が22日、京畿道板橋にオープンした。起業を支援するとともに企業の世界進出や交流の拠点としての役割を担う。
入居200社の成長支援
開所式には朴槿恵大統領も出席、「最近関心が集まる人工知能、バーチャルリアリティー(仮想現実)をはじめとするICT融合分野は、起業と技術革新の宝庫となるだろう」としたうえで、来年までに、板橋に起業をめざす世界の人材が集まる「創造経済バレー」をつくり上げる考えを示しながら、スタートアップキャンパスがその前進基地になるだろうと期待を寄せた。
スタートアップキャンパスは、情報通信技術企業が集まる板橋を世界最高レベルの起業・革新拠点に育てる「板橋創造経済バレープロジェクト」の一環として設置されたもので、京畿道が1609億ウォンの予算を投じたほか、政府は今年415億ウォンを支援する。
8階建ての建物2棟と5階建ての建物1棟の合わせて3棟で構成され、延べ床面積は5万4075平方メートル。スタートアップ企業が200社以上入居できる。起業支援に必要な施設やインフラ、装備が整っており、起業からスタートアップ企業としての成長、世界進出まで支援する。
入居できるのは、オーディションで合格した予備起業人で、5〜6月ごろに最初のオーディションを行う予定。共同研究棟の2階にはインキュベーティング段階の企業、3階は有望企業、4階には海外進出企業と段階別に分け、最上階到達後に卒業する概念で運営していく。
キャンパス総長はハンゲームとカカオ創業神話を築いたカカオの金範洙理事会議長が務める。
(2016.3.30 民団新聞)