掲載日 : [2016-05-25] 照会数 : 4147
欧米で相つぎ出店…好調の「Kビューティー」
アジア市場で好調の韓国化粧品の勢いが止まらない。「Kビューティー」と言われる韓国コスメだが、アジアだけでなく、欧米へ進出するブランドが増えている。
高級ブランド店などが立ち並ぶパリのシャンゼリゼ通りやデパートには「アモーレパシフィック」「トニーモリー」「トゥー・クール・フォー・スクール」など、韓国化粧品メーカーの出店が続いている。
その代表的な存在のアモーレは昨年6月、フランスの有名ブランド「クリスチャン・ディオール」と技術提携を結んだが、主力商品のひとつ「クッションファンデーション」の制作技術力の高さが絶賛されている。化粧品産業の本場ともいわれているフランスで販売が好調に伸びればブランド価値が世界的に高まり、さらなる経済効果が見込める。
フランスの韓国化粧品の輸入額はここ数年、大幅に増えている。2010年の400万ユーロから14年には900万ユーロに急増し、昨年は1641万ユーロを記録した。
一方、アモーレが以前から市場開拓に力を注いできた米国では、これまでの中心部高級百貨店での販売にとどまらず、14年からは米国全土で展開する大型ディスカウントストアでも取り扱いを開始した。とくに今、韓国で大ヒットしている「ラネージュ」シリーズも売り出し、攻めの姿勢をみせている。
(2016.5.25 民団新聞)