掲載日 : [2020-09-16] 照会数 : 7470
『孝明世子出棺班次圖』 オークションに出品
美術品のオークション会社、Kオークションは、「19世紀の班次圖(朝鮮時代の国の儀式で官僚と器物の位置を描いた記録画)形式を把握できる史料である『孝明世子出棺班次圖』が24日、ソウルの本社で開かれるオークションに出品された」と、10日明らかにした。推定価格は6~10憶ウォン。
班次圖は、1830年、21歳で亡くなった孝明世子の出棺シーンを描いたもの。行事の参加人数、儀仗旗の様子、御輿の配置などの詳細を知ることができ、行事の準備に活用するために製作したことが分かった。
孝明世子の父は、朝鮮王朝第23代王の純祖。子ども頃から優れた芸術的才能を見せた孝明世子は、1827年、純祖の命により代理聴政を行い、権力者の官僚をけん制し、新しい人材登用に力を入れた。3年後の1830年に世を去った。
(2020.09.16 民団新聞)