掲載日 : [2015-08-26] 照会数 : 4511
北が「地雷事件」謝罪…対北拡声器放送を中止
南北高官協議妥結
北韓による地雷爆発事件(4日)や砲撃(20日)で高まった韓半島の軍事的緊張をめぐる板門店での南北高官協議が25日未明(午前0時55分ごろ)、妥結した。双方は、22日午後6時半から協議を行ったが合意に至らず、23日午前4時15分にいったん中断。同日午後3時半から再開していた。
北韓は、南北非武装地帯(DMZ)の韓国側で北韓軍が埋めた地雷が爆発し韓国軍下士官2人が重傷を負った事件について「遺憾」を表明し、21日からの「準戦時状態」を解除する一方、韓国は地雷爆発事件の報復措置として軍事境界線一帯で10日から11年ぶりに再開した対北拡声器放送を中止することにした。
双方は1,秋夕(9月27日)に合わせた離散家族再会の推進2,南北民間交流の活性化3,南北関係改善のための当局会談の平壌またはソウルでの早期開催にも合意した。
朴槿恵政府発足後、最も高レベルの公式協議となった今回の協議には、韓国から金寛鎮国家安保室長、洪容杓統一部長官、北韓から黄炳瑞人民軍総政治局長、金養建労働党秘書(統一戦線部長)がそれぞれ出席した。
(2015.8.26 民団新聞)