掲載日 : [2015-10-28] 照会数 : 3967
韓米首脳「核放棄」強く促す…初の対北共同声明を発表
朴槿恵大統領とオバマ米国大統領は16日、ホワイトハウスで会談し、北韓問題や韓米同盟強化、東北アジア地域の協力問題などをめぐり意見を交換。北韓の核問題について、「最高の緊急性と確固たる意志を持って取り扱う」ことで合意し、対北韓政策に絞った共同声明を発表した。また、両国の戦略的協力の指針となる「共同説明書」を採択した。
韓米両国の首脳が北韓の核問題の解決に向けた措置や韓半島の平和的な統一、北韓の人権問題など、対北韓政策に関する別途の共同声明を採択したのは初めて。
両首脳は共同声明で、北韓核問題の解決について、「国際社会と共有するわれわれの共同目標である北韓の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化の平和的達成」を求める方針をあらためて確認した。
同時に、北韓が核開発の理由に挙げる北韓に対する「敵対視政策」について、「対北韓敵対視政策を持っておらず、非核化という私たちの共同目標を達成するため、北韓との対話に開かれた立場を維持している」と強調。北韓が核・ミサイル開発を放棄する真の意思を示せば北韓を支援する、と表明した。
その上で、国連安全保障理事会決議に違反し核実験や弾道ミサイル発射を強行した場合は、安保理レベルで新たに実質的な制裁措置を取ると警告した。
(2015.10.28 民団新聞)