国際信用格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は15日、韓国の国家信用等級を「Aプラス(ポジティブ)」から「AAマイナス(安定的)」に一段階引き上げた。経済成長の強さや対外借り入れに占める短期債務の比率低下、銀行の対外債務の減少を踏まえた措置。
韓国が3大信用評価機関から「AAマイナス」という等級を付与されたのは初めて。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスとフィッチ・レーティングスは過去3年間に韓国の国家信用等級を「AAマイナス」に引き上げており、S&Pも足並みをそろえる形となった。
S&Pは「今後3〜5年間、大半の先進国よりも高い経済成長を維持すると予想される」とし、短期債務の比率低下や国内銀行の債務減少により、対外債務の悪化リスクが低減したと等級引き上げの背景を説明した。
韓国企画財政部は「3大信用評価機関から『AAマイナス』以上の等級を付与されている国はG20のうちでも韓国を含む8カ国」とし、「韓日中の3カ国中でわが国の信用等級の平均が最高となった」と伝えた。
(2015.9.30 民団新聞)