掲載日 : [2017-07-12] 照会数 : 4325
<文大統領>北のICBM発射非難…南北対話呼びかけ
ベルリンで演説
文在寅大統領は6日、訪問先のベルリンで演説し、北韓に対し、核やミサイル開発による挑発をやめ、対話の場に戻るよう呼びかけた。また、「北韓の安全を保障する韓半島の非核化を保障する」と述べ、北韓の崩壊や韓国による吸収統一を推進しない姿勢を力説した。
ベルリンは2000年3月、金大中大統領(当時)が演説で北韓に対する政府レベルでの経済支援などを提案し、その3カ月後に電撃的に実現した南北首脳会談への道筋をつけた場所でもある。文大統領も南北関係改善に向けた方策を強調する〞第2のベルリン演説〟を準備していたが、直前の北韓による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射によって大幅な修正を余儀なくされた。
文大統領はICBM発射について「非常に誤った選択だ。対話の道を作ろうとしてきたわが政府にとっては、さらに残念だ」と非難。そのうえで、米中ともに外交的手段による核問題解決を模索している今が「正しい選択をできる最後の機会だ。対話の場に出るのか、蹴るのか北韓が選択することだ」と強調した。
また、「正しい条件が整い、韓半島の局面が転換する契機となるのなら、金正恩朝鮮労働党委員長といつでも会う用意がある」と改めて対話を呼びかけた。
(2017.7.12 民団新聞)