掲載日 : [2017-10-11] 照会数 : 6385
高級ホテルの不足に対応…5500室を観戦客用に転換
平昌冬季五輪・パラリンピック組織委員会(李煕範委員長)が競技場周辺1時間以内のホテルとコンドミニアムなど、既存クライアントグループの宿泊施設5500室余りを観戦客用の宿泊施設に転換した。
これらの施設は、大会に参加する国際五輪委員会(IOC)と国際競技連盟(IF)など、海外のクライアントグループに割り当てられた3〜5つ星クラスの高級宿泊施設で、これまで組織委員会は、IOCが要求する2万1254室を準備したが、クライアントグループ独自の宿泊施設の一部で余裕が出た。
組織委員会は、この情報を江原道をはじめとする関係機関に提供し、10月中に組織委員会のホームページと江原道観光アプリをはじめ、海外宿泊予約サイトなどを通じて予約を受け付ける。
これによって、五輪来場者はもちろん、開催都市と旅行業者も、より多くの宿泊施設を提供できるようになった。
平昌冬季五輪観戦客用の宿泊施設は大会期間中、1日最大10万4000人中、60%が宿泊した場合、3万室が必要と推定され、組織委員会と開催都市はこれよりも多い4万2000室を確保しているが、比較的高級なホテルが不足していた。
このような条件を反映して組織委員会は大会参加クライアントグループと運営人材宿泊施設を早期に確定し、余裕が出たホテルを一般観戦客宿泊施設に転換した。
また、高騰していた宿泊価格の安定化への努力も進めている。
組織委と開催都市、韓国観光公社、江原道宿泊業協会などは昨年10月に「宿泊対策協議会」を構成し定期的な会議を開き宿泊対策に関する協力関係を協議している。
江原道は五輪に向け、開催都市全域の観光、宿泊、食事、交通などの情報が検索できるスマートフォン用のアプリ「ツアー江原」(韓日英中)4カ国語版)を提供している。
(2017.10.11 民団新聞)