掲載日 : [2019-05-29] 照会数 : 7937
青年会の未来像~共有…青年会KYA(コリアン・ユース・アカデミー)
[ 徐正根山梨県立大学教授による講演を聞く ]
青年会を担っていく多様な人材の育成を目的とした第31回「コリアン・ユース・アカデミー」(KYA)が25、26の両日、東京・港区の韓国中央会館で開かれた。民団中央本部から鄭夢周副団長(青年会中央本部第3代会長)が参席し、全国各地からの幹部と幹部候補生40人余りを激励した。
25日は青年会中央本部の各担当者が講師となり、総務、組織、企画、宣伝に分かれて実務研修を行った。
文英壽組織部長は講義で新規青年の発掘が会の存続を左右するとしてSNSの活用を呼びかけた。なかでも「ブログが重要なポジションを担う」と、頻繁な更新を呼びかけた。また、会員を獲得したら活動者、幹部として成長させていく「人づくり」が求められると強調した。
翌日は鄭昇栄会長が青年会の中・長期ビジョンの共有をめざして「未来講座」を担当。全員が5つのグループに分かれ、青年会が目指すべき未来像についてディスカッションを行った。
「在日青年同胞討論会」大使館と共催
「在日青年同胞討論会」が26日、都内で開かれた。これは青年会KYAを締めくくる「教養講座」の一環で、駐日韓国大使館と共催した。
徐正根山梨県立大学教授が「『2・8』『3・1』100周年、改めて『独立を考える』」と題して特別講演。「『3・1』の7大原則である自由、民主、団結、平等、抵抗、非暴力、世界平和は究極の理想主義と言える。韓国憲法の前文でもこの原則がうたわれている」と述べた。さらに、「『2・8独立宣言』は洗練された内容であり、21世紀の今、いま一度読み直してみても、その内容は決して古くなく、逆に新しくさえ思える。これを今を生きる私たちが日常生活の中で実践していきたい」と呼びかけた。記録映画「2・8独立宣言」を鑑賞した。
(2019.05.29 民団新聞)