掲載日 : [2019-12-04] 照会数 : 7462
韓国語学習の成果競う…全国4カ所で大会 小・中学生から大人まで
[ 「最優秀賞」の2人と金政弘京都本部団長(中) ] [ 大賞の山本莉央さん(左)にアシアナ航空往復チケットが贈られた(兵庫) ]
小・中学生から大人まで幅広い層を対象とした韓国語スピーチ大会が京都、神奈川、静岡、兵庫の4カ所で開催された。
◆主催者自ら出場…京都マルハギ大会
【京都】民団京都本部(金政弘団長)などが主催した第20回「韓国語マルハギ大会」には金団長自ら出場し、「優秀賞」(第2位)に選ばれた。テーマは「父からの贈り物」。11月16日、同本部で開催された。
「最優秀賞」には金美瑠さん(京都国際中学校)と有瀬恵乃さん(京都国際高等学校)が選ばれた。副賞として韓国往復航空券、および同等の賞品が贈られた。
◆レベル毎年向上…神奈川スピーチ大会
【神奈川】神奈川韓国綜合教育院(李相曄院長)の「神奈川韓国語スピーチ大会」は小・中学生を対象とした「弁論」と高校生以上を対象とした「プレゼンテーション」の構成。11月16日、横浜市神奈川区の神奈川韓国会館で20人が発表した。テーマは韓国語を好きになった理由や韓国ドラマの魅力などさまざま。
審査の結果、「大賞」には「韓国の出前文化」と題して発表した有川卓人さん(東海大学生)が選ばれた。李院長は「発表者の韓国語レベルは毎年高くなっている」と講評した。祝賀公演では横浜国立大学ダンスチームが「K‐POPダンス」、横浜土曜学校の子どもたちがチャンゴ演奏を披露した。
◆「暗誦」と「自由」…静岡スピーチ大会
【静岡】「第8回静岡韓国語スピーチ大会」(駐横浜総領事館・民団静岡本部主催)は11月24日、市内のMIRAIEリアンコミュニティーホール七間町で開かれた。「第8回日韓友好フェステイバル」の一環。
「暗誦」と「自由スピーチ」の両部門で合わせて13人が発表。自由スピーチ部門で「大賞」を受賞した金遥奈さんは「2019在日同胞サマースクール」参加者だった。
金さんは「『サマースクール』から帰ってきて韓国語の勉強に取り組むようになり、韓国語能力試験も受験した。『サマースクール』に参加していなければ今の自分はなかったと思う」と語った。「暗誦」部門では出場者中唯一の小学生で、在日同胞の池田恵祈さんが「表現賞」を受賞した。
第2部「日韓友好ステージ」では6組がK・Jポップとダンスを披露した。
◆高校生を対象に…神戸韓国教育院
【兵庫】神戸韓国教育院(宋賢美院長)主催の「第19回高校生韓国語スピーチ大会」は11月16日、神戸市の兵庫韓国文化教育院で開催された。県内から昨年(10校15人)を上回る16校22人の弁士が登壇した。
大賞は「韓国への思い」と題して発表した山本莉央さん(神戸市立六甲アイランド高等学校2年)。副賞としてアシアナ航空往復チケットが贈られた。金賞は「私の目で見た韓国」を発表した藤田優那さん(芦屋国際中等教育学校1年)。副賞はジンエアー航空往復チケットだった。
(2019.12.04 民団新聞)