掲載日 : [2020-10-20] 照会数 : 5679
公共施設使用に異議…反ヘイト、名古屋市に3党共同
民団愛知の要望受け
【愛知】排外主義団体の企画した「あいちトリカエナハーレ2020」の開催にあたって、名古屋市(河村たかし市長)が公共施設の使用を認めていたことがわかった。これに対して愛知県(大村秀章知事)は警備上の理由から施設の使用許可を取り消していた。
同団体は「あいちトリエンナーレ2019表現の不自由展」への「カウンター・アート展」としている。アート展は「日本第一党」愛知県本部が9月26・27の両日、名古屋市中区の「市民ギャラリーラリー栄」で開催した。
前日の25日には自民党名古屋(渡辺義郎団長)、名古屋民主(服部将也団長)、公明党名古屋の各市会議員団(金庭宜雄団長)が共同し河村市長にあてて「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みをすすめようとする本市の理念とは相いれないものである」という「要望書」を提出していた。「要望書」は民団愛知本部が働きかけた。
最初に声をあげた愛知県内の同胞は「ヘイトスピーチへの批判が高まる中で東京、大阪などでは公共施設の使用が困難になっている。愛知(名古屋)が『借りやすい』地域になってはいけない」と民団本部に語った。
(2020.10.19 民団新聞)