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『原爆資料館 語り継ぐものたち』が18日、東京・ポレポレ東中野ほか全国順次公開される。1955年の開館以来、累計8000万人が訪れた広島平和記念資料館、通称”原爆資料館”。
2万2000点を超える遺品や資料などを収蔵し、2006年には本館建物が戦後建築として初めて日本の重要文化財に指定された。2025年度には年間入館数が250万人を超え3年連続で過去最多を更新している。
来場者の約4割が外国人で、かつてはマザー・テレサ氏、ダライ・ラマ14世、キューバのフィデル・カストロ議長、オバマ米大統領(役職はいずれも当時)が訪れ、核兵器の危機が高まる中、世界からの注目度も高まっている。
同館は、原爆で溶けた瓦や石などの瓦礫(がれき)を集め、市内の公民館で「原爆参考資料陳列室」を開いた地質学者・長岡省吾の執念と努力によって誕生し、高橋昭博や川本義隆など命を賭して自らの被爆体験を語り続けた歴代館長たちに支えられ続いてきた。各国の要人たちが資料館を訪れ原爆被害の惨状を直接感じてもらうことを重要視する中、2016年にはオバマ米大統領の訪問が実現。2023年にはG7サミットの開催地が広島に決定した。
資料館の70年を超える歴史から、現在の形となった軌跡を形にしたいと長年構想を抱いていた広島ホームテレビの立川直樹と、55年にわたるのべ100時間を超える取材映像を一から見直し、貴重なアーカイブ映像を掘り起こした若手の斉藤俊幸の2人が、あらたな証言も加え、広島にも縁の深い石橋英子の音楽とともにひとつの作品に結実させた。
同館には韓国人被爆者など外国人被爆者についても資料が展示されている。在日韓国人で被爆体験を持つ張本勲(プロ野球評論家)は、「当時、家のドアを開けた瞬間、ピカーッと光が見え、ドーンと音がした。風圧で家は全滅。付近のブドウ畑に逃げた時、人が集まってきていた。忘れられないのは、熱で人肉が焼かれた臭い。そして、うめき声、叫び声。二度と戦争を繰り返してはいけない。悪夢の8月6日を、ずっと語り継がなければいけない」とのコメントを同映画に寄せた。