掲載日 : [2018-10-10] 照会数 : 5981
岩手県内で死亡徴用同胞を慰霊…県知事が哀悼の意
[ 「追悼之碑」に献花する韓日の参列者たち ]
【岩手】第2次大戦中に韓半島から徴用され、就労中に岩手県内各地で亡くなった同胞のための第23回慰霊の式が9月11日、滝沢市内の岩手産業文化センター敷地内に建つ「追悼之碑」前で営まれた。主催したのは追悼碑慰霊の会実行委員会(樋下正信実行委員長)。同胞関係者のほか県日韓協会、日韓親善県議会議連のメンバーら70人余りが参列した。
はじめに樋下実行委員長が式辞に立ち、未来に向かって受難者の慰霊と恒久平和実現まで今後とも努力していくと述べた。また、民団岩手本部の申百澈団長は、韓半島の平和と安定、そして韓日親善友好の懸け橋の役割を担っていくと誓った。達増拓也県知事からは哀悼の意を表す言葉が寄せられた。これまでに氏名が明らかになっているのは144人。不明の22人を加えた犠牲者は166人となっている。
(2018.10.10 民団新聞)