掲載日 : [2019-04-24] 照会数 : 7210
金昭夫氏、国立慶南科学技術大に「発展基金」1億ウォン寄付
金昭夫名誉経営学博士
国立慶南科学技術大学の名誉経営学博士号を受けた金昭夫氏(民団生活相談センター所長)は8日、同大学「発展基金」にと1億ウォンを伝達した。基金は奨学金、図書拡充、教育施設、学術研究などの人材育成と大学発展のために使用される。
伝達式で金氏は、「歴史ある同大学の発展に少しでも力になりたかった。特に同大学と日本人校長の母校愛に興味を持つようになり、このような美談を日本でも知らせたい」と語った。
同大学の前身である晋州公立農業学校時代、1925年から20年間、校長を務めた今村忠夫氏は日帝統治の厳しい時代に民族の違いで分け隔てをしない親身の教育を行った。離任の際には退職金全額を学校の図書購入費として寄付した。大学では1985年に「今村奨学会」を設立した。
今なお多くの人々からの尊敬を集めており、88年には韓日両国の教え子達が資金を集めて、彼の生地である高知県土佐市の跡地に「頌徳碑」を建立した。
(2019.04.24 民団新聞)