掲載日 : [2019-11-27] 照会数 : 6409
「日本韓国語教育学会」創立10周年式典開く
[ 韓国、中国、台湾、モンゴル、日本の研究者らによるシンポ ]
日本で初めて学会名称に「韓国語」を冠した「日本韓国語教育学会」(文慶喆会長、東北文化学園大学教授)が創立10周年記念式典を8日、東京・新宿の駐日韓国文化院で開催した。同学会は日本における韓国語教育の発展および普及に資することを目的に2009年9月26日、東京・台東区で創立。毎年、国際学術大会を開き、学会誌『韓国語教育研究』を発刊してきた。会員は6年目で100人を突破した。
前身は79年10月発足の「韓国国語教育研究会日本支会」(柳尚熙会長)。05年には「韓国語教師のためのワークショップ」を開催した。やがて学会設立の機運が高まり、学会設立について柳会長と懇談を重ねてきた姜奉植氏(岩手県立大学)が初代会長に就いた。
姜初代会長(現名誉会長)が基調講演に立ち、「10年間の歩み」を振り返った。また、文会長が呉英元顧問(二松学舎大学名誉教授)ら3人の功労者を表彰した。
この後、「韓国語教育の現況と今後の展望」と題した国際シンポジウムが開かれた。パネリストは国際韓国語教育学会の韓在永会長、中国朝鮮語教育学会の姜宝有会長、台湾韓国研究学会の陳慶智理事長、モンゴル国際ウランバートル大学の崔起鎬総長、九州産業大学の長谷川由起子教授らが務めた。
(2019.11.27 民団新聞)