掲載日 : [2022-09-29] 照会数 : 1463
「多文化共生」テーマにシンポ…神戸総領事館・神戸大主催
【兵庫】駐神戸韓国総領事館と神戸大学が主催した韓日未来志向・協力模索シンポジウム「多文化共生と韓日関係」が1日、神戸市内のホテルで行われた。3年ぶり2回目。
開会で梁起豪総領事は「多文化共生の認識を広げるよい機会になるとともに、皆さんの意見が両国発展の土台を固めると信じている」と期待を寄せた。
中村保神戸大学理事(国際連携推進機構長)は「日本と韓国の新しいリーダー誕生のもと、両国の新しい未来志向の関係が築かれることが期待されている。お互いのアイデアや意見交換でよりよい社会を築いていこう」と呼びかけた。
「基調講演」では金暎根高麗大学グローバル日本研究員(前東京大学特任教授)が「東アジアにおける多文化共生と和解学を模索するー災難・安全アジェンダの日韓協力を中心に」と題して講演。在米3世のロニーアレキサンダー神戸大学名誉教授は「もう一つの『外国人』から見た韓日」と題して、自身の家族や生い立ち、日本に来て在日とどうかかわってきたのかなどについて語った。
「パネルディスカッション」では基調講演した2人に加え、神戸学生青年センターの飛田雄一理事長、東北大学大学院教育学研究科教育学部の李仁子准教授、鳥取大学地域学部地域学科の呉永鎬准教授、神戸大学大学院国際文化学研究科の辛島理人准教授が、それぞれの立場からアイデアをもちより、意見交換を行った。