掲載日 : [2020-09-16] 照会数 : 9373
チャンスンに託す韓日友好の願い
民団神奈川 県と京畿道の姉妹提携30周年記念
オリニ工芸コンテスト
【神奈川】幼稚園児から小学生の児童までオリニの夢と希望を託したミニ・チャンスン(長丞)が横浜市鶴見区のコリア庭園内別堂(県立三ツ池公園内)で展示されている=写真。「オリニ創作工芸コンテスト作品展」と題してNPO民団国際協力センター(民団神奈川本部)が駐横浜総領事館と共催した。
独自の彩色を施した一対のミニ・チャンスンと自作の絵でワンセット。作品ごとに透明のケースに入れて展示している。全部で39点。幼心に韓国と日本両国の友好を願う作品が目立った。
テーマ「韓日戦」は「2002年サッカーW杯のなかよかった韓国と日本にもどりますように」との気持ちを込めたという。コロナに勝つために日本と韓国の「協力」を呼びかける作品もあった。このほか、韓日両国の仮面を半分ずつ組み合わせた作品から「なかよくしましょう」とのメッセージが伝わってきた。
「韓国と日本をつなぐ私の夢」ではチャンスンに青と赤の手作りの帽子をかぶせた。青はキャビンアテンダント(客室乗務員)になる夢を、赤は「どの国も平和であってほしい」と世界平和への願いを表現したという。
神奈川県と京畿道の姉妹提携から今年で30周年を迎えたのを記念しての事業。韓半島にルーツを持つ県内のオリニに応募を呼び掛けた。見学者の自由投票で上位6作品を選び、「優秀賞」を贈る。投票は10月5日まで。
同本部の担当職員は「今年は姉妹提携締結から30周年という節目の年なのに新型コロナのためなにもできない。せめて、祝賀行事にかわる記念行事ができたらいいなと思って企画した」と話す。
(2020.09.16 民団新聞)