掲載日 : [2017-08-15] 照会数 : 7900
<民団高知>徴用犠牲者を慰霊…津賀ダム碑の前で「アリラン」
【高知】民団高知本部(鄭慶文団長)は8日、第2次大戦中にダム建設で犠牲となった同胞を祭る津賀ダム平和記念碑(「四万十平和の塔」)を訪れ、慰霊した。
同ダムの建設には韓半島から約200人が本人意思に反して駆り出され、難工事に携わった。特に隧道での事故死や川での水死が目立った。遺体は地域の共同墓地や山中に無縁仏として埋葬された。
民団からは25人が参列。碑の前にお酒を供え、一人ずつ献花。最後に全員で追悼の「アリラン」を合唱した。記念碑は2009年、地元の高校生サークル「幡田ゼミナール」が建立した。この日、ゼミナール関係者が地元住民とともに建立の経過を説明した。
(2017.8.15 民団新聞)