掲載日 : [2020-01-01] 照会数 : 5894
グローバル人材育成へ教育課程を抜本改革…金剛学園
〇…奨学制度を充実化 〇…文理選択が可能に 〇…少人数制受験指導
【大阪】金剛学園(尹裕淑校長、大阪市住之江区)は2020学年度から教育課程の抜本的な改編に乗り出す。重点は韓国語と英語を自在に駆使できるグローバル人材の育成。学生たちの学業意欲を高めるための新たな奨学生制度を計画している。
その新しい奨学制度とは「OK奨学生制度」といい、国内外の名門大学進学を目指す生徒を学力面と経済面の両面からサポートするもの。学力面では文理選択ができるカリキュラムに改編し、進学指導経験のある教師による徹底した学習指導。さらに個々の水準に合わせた少人数制方式による「金剛塾」(放課後授業)で徹底した受験指導を行う。また経済面では入学金や授業料、制服準備費用など入学から卒業まで学業に関わる様々な費用を奨学金として支給する。
この画期的な制度の導入を含めた改革を推進していく原動力となったのは昨年8月、同校第11代理事長に就任した在日3世の崔潤氏だった。尹校長は「在日同胞社会の優秀な人材がグローバル人材として成長していけるまで最善を尽くし、崔理事長の期待を上回るようにしていきたい」と話している。
(2020.01.01 民団新聞)