
韓国出身の世界的指揮者で、イタリア・ミラノのスカラ座音楽監督に選任された鄭明勲が、5月29日、同劇場で行われた年次会見に初めて同席し抱負を語った。
鄭はスカラ座で89年から9回オペラ・プロダクションを行ったほか、84回の公演と141回のコンサートを指揮している。音楽監督に任命された指揮者を除いて最多出演回数を誇る。鄭は「スカラ座とは37年にわたるつながりがあり、“愛”に凝縮された関係だ。イタリアは特に料理がおいしいので、それも楽しみだ」と語り、記者たちの笑いを誘った。
鄭は25年5月、スカラ座247年の歴史で初のアジア系音楽監督に任命され、今年12月7日に音楽監督としてデビューし、シーズン開幕公演『オテロ』を指揮する予定だ。
鄭(東京フィル・名誉音楽監督)指揮の東京フィル10月定期演奏会は10月15日午後7時=サントリーホール、同16日午後7時=東京オペラシティコンサートホール、同18日午後3時、Bunkamura オーチャードホールで開催される。
シベリウスのバイオリン協奏曲では、25年秋のヨーロッパ・ツアーでも共演した名手マキシム・ヴェンゲーロフがソリストを務める。ベートーベン交響曲第7番は鄭の大切なレパートリーである。定価SS席1万5000円ほか。電話03・5353・9522(東京フィルチケットサービス)。