
Touring K―Arts企画巡回展「螺鈿匠の図案室」(韓国文化院とソウル工芸博物館の共催)が、東京・四谷の韓国文化院で開催中=写真。
同展は、韓国の螺鈿漆工芸の近代化を牽引した先駆者・全成圭と、その薫陶を受けながらも独自の芸術世界を切り拓いた金奉龍・宋周安・沈富吉・閔種泰・金泰熙の仕事を「図案」を通じて新たな視点で照らし出す。
螺鈿漆工芸とは、アワビや巻き貝の殻を薄く削って切り取り、器物の表面に貼り付けて装飾し、その上に漆を繰り返し塗り重ねて仕上げる、高麗時代から今日まで約1000年にわたって受け継がれてきた韓国を代表する伝統工芸。単なる下絵を超え、作品の造形美を決定づける核心要素である「図案」を通じて6人の匠の足跡をたどりながら、その伝統を受け継ぎ、今日の螺鈿漆工芸を担う弟子たちの作品もあわせて紹介。
同展は8月8日まで。入場無料。☎03・3357・5970、メール art@koreanculture.jp