掲載日 : [2021-03-17] 照会数 : 4489
『ミナリ』チョン監督、「心の言葉への共感得た」喜び語る
[ 娘を抱きTV電話で喜びを語るチョン監督 ]
先月28日(現地時間)、第78回ゴールデングローブ授賞式で、外国語映画賞を受賞した「ミナリ」の韓国系米国人、リー・アイザック・チョン(韓国名チョン・イサク)監督がビデオ電話を通じて喜びを語った。
自宅で娘と一緒に映像に登場したチョン監督は、スティーブン・ヨンやユン・ヨジョン、ハン・イェリなど俳優陣とスタッフに感謝の意を伝えた後、「そばで見守っている妻に感謝する。ここに同席した娘は私がこの映画を作った最大の理由」だと述べた。
さらに「『ミナリ』は彼らならではの言語で話そうと努力する家族の物語。これは英語やどんな外国語よりも深い心の言語(Language of Heat)だ」と説明し、家族の愛を伝える「ミナリ」が言語の壁を越え、普遍的な共感を得ているという点を強調した。
「ミナリ」は1980年代、米アーカンソー州に移住した韓国人家庭の話を描いたチョン監督の自伝的な映画。ブラッド・ピットが設立した「プランB」が制作したアメリカ映画だが、会話の50%以上が英語でない場合は外国語映画に分類するという規定により、外国語映画賞の候補に上がった。
(2021.03.17 民団新聞)