掲載日 : [2021-09-27] 照会数 : 5749
東京五輪メダリストがサインの自転車を寄贈…在日体育会から民族学校に20台
在日本大韓体育会(崔相英会長)は東京と大阪の民族学校2校に自転車各10台を寄贈した。これらの自転車は東京オリンピック、パラリンピックに出場した韓国選手団が大会期間中、選手村を移動する際に使われた。
選手村は広い。徒歩で食堂や郵便局、洗濯所まで行くのには最長20分ほどかかるといわれている。韓国選手団関係者から選手が移動に困っているという話を聞いた体育会の崔会長が30台を購入し、寄贈した。
自転車は最新変速機付きのスポーツタイプ。前かごにさした太極旗を翻し颯爽と走る韓国選手の姿は選手村の注目を集めたという。オリンピック、パラリンピックの全日程が終了したことから、崔会長の発案で東京韓国学校=写真=に6日、体育会の崔潤副会長が理事長を担う大阪金剛インターナショナル小中高等学校には7日に贈られた。
いずれも射撃、野球、テコンドーなどでメダルを獲得した選手のサイン入り。体育会の趙靖芳専務理事は「オリンピックで活躍した憧れの選手がサインした自転車はお金では買えない貴重なもの。学校で有効に活用してほしい」と述べた。
(2021.09.29 民団新聞)