
【三重】1928年から30年にかけて、大阪から伊勢までを1本のレールで結ぶ三重県一志郡から名張に抜ける青山隧道の3年間の工事中に、不慮の事故で犠牲となった韓国人と日本人作業員各8人を偲ぶ慰霊祭が5月10日、名賀郡青山町伊勢路「近鉄旧青山トンネル殉職者供養塔」前で営まれた。民団三重本部と三重県日韓親善協会が共催した。同胞犠牲者の存在は、青山町立青山中学校の生徒たちが、旧青山トンネルの歴史を調査する中、2002年に明らかとなり、民団は04年から慰霊祭を執り行ってきた。今年で23回目。
慰霊祭には、鄭美愛駐名古屋総領事はじめ民団三機関長、本部・婦人会役員のほか、地元の伊賀市長、名張駅長ら40人が参列した。
洪光子団長は「今日は、伊賀市長が初めて参加してくれた。民団は毎年慰霊祭を行っており、故人の冥福を祈るとともに、次世代に引き継いでいかなければならない」と述べ、鄭総領事は「当時の生徒たちの行動は、韓日両国が過去を真摯に見つめ、明るい韓日関係の未来を切り開くことにつながる」と期待を寄せ、稲森稔尚伊賀市長も「生徒たちがこの事実に光をあててくれたことは、大きな誇りを感じている」と称えた。