
民団団員の拠点として、また在日同胞の権利を守る中心地として計画された韓国中央会館(港区南麻布1丁目7―32)の建物には、同胞社会の歩みが刻まれている。
1974年10月15日に工事着工、1976年3月30日に竣工し、3月31日には落成式が行われた。
総建坪7792・09平方㍍、土地面積1204・62平方㍍と地上8~11階、地下1階の規模で、当時の在日同胞社会にとっては非常に象徴的な近代建築だった。多くの在日韓国人による募金や真心の結晶として建てられた中央会館には、「國是顯揚」という朴正煕大統領の揮毫をはじめ各界からの寄贈品、韓国の画伯たちから贈られた作品も会館内に飾られている。
在日韓人歴史資料館のほか韓国動乱に在日学徒義勇軍として参戦、犠牲になった135人の英霊を偲ぶ記念碑「忠魂碑」があり、今も献花が絶えない。