パリ五輪メダリストに褒賞金も
ソウル五輪記念・国民体育振興公団(体育公団)が9月10日、オリンピックパークテルで「ソウル五輪開催36周年記念式」を開催した。同式典は1988ソウル五輪の歴史的意味を再照明し、未来の世代に五輪の価値を伝えることが目的。
この日の記念式には趙顯宰・体育公団理事長をはじめ、同公団役職員、ソウル五輪誘致団・ボランティア会や2024パリ五輪メダリストなど約300人が一堂に会した。
まず1988年ソウル五輪開催当時、在日韓国人後援会長として大会成功開催に寄与した故李煕健会長に功労牌が授与された。次男の李ギョンジェ韓日交流財団理事が代わりに受け取った。
当時、民団が構成した同後援会では全国の団員らから100億円あまりの募金が寄せられ、組織委員会に伝達した。
また、ソウル五輪の公式マスコット「ホドリ」を製作したキム・ヒョン作家の回顧史朗読と今回の記念式の主題である「THANK YOU 88 SEOUL」キャンペーンも進行された。
行事の最後には呉尚旭、具本佶(以上フェンシング)、金優鎮、林是見(以上アーチェリー)、パン・ヒョジン、オ・イェジン(以上射撃)など2024パリ五輪メダリストたちの「競技力成果褒賞金証書授与式」が行われた。
趙顯宰理事長は「ソウル五輪は過去の遺産にとどまらず、現在と未来をつなぐ灯火のような存在」とし「今後もソウル五輪の精神を継承し、スポーツでより良い大韓民国を作るために最善を尽くす」と述べた。