北韓の南侵によって勃発した「韓国戦争」の最大の激戦と言われる「長津湖戦闘」(1950年11月27日~12月11日)から74年を迎え、長津湖戦闘戦死者追念式(主催・在日学徒義勇軍同志会、後援・在外同胞庁)が11日、韓国中央会館で挙行され、関係者ら70余人が出席した。
長津湖の闘いは零下30度もの酷寒の中で「中国共産軍」と死闘を続けたことで知られる。
式を主催した在日学徒義勇軍同志会の朴運旭会長が献花後の追念辞で「1950年、北韓の金日成傀儡軍の奇襲南侵で始まった韓国戦争は韓国の自由民主主義を守る戦いだった。当時学生だった私たち青年学徒642人は自ら志願して参戦し、135人が犠牲になった。今も遺骨を探すこともできず酷寒の地で眠る同志の護国精神を受け継ぎ、必ずや韓国の平和統一で彼らの遺志に報いることを約束する」と霊前に誓った。
駐日韓国大使館の朴喆熙大使、民団中央本部の金利中団長の献花、追念辞の後、参加者一同が献花し、犠牲になった学徒義勇軍兵士の冥福を祈った。
韓国では2008年から国家報勲部主管の国家行事として毎年11月11日11時に釜山にある国連軍墓地で韓国及び世界の自由と平和を守るために6・25戦争に参戦し、犠牲になった戦死者のために「釜山に戻ろう」との意志を込めた追悼行事を実施している。