【埼玉】新宿韓国商人連合会(鄭帝旭会長)は11月30日、日高市の協力のもと「第10周年日韓小学生親善交流キムチ教室」を高萩公民館調理室で開催した。東京韓国学校の生徒12人と日高市の高萩北小学校の生徒10人が参加し、午前中は高麗神社で高麗郡初代郡司の高麗王若光から60代目にあたる高麗文康宮司から高麗の歴史と神社の由来などの説明を受けた。
韓国産の種子で育った白菜の収穫体験を高麗高齢者農業生産集団農場で終えた生徒らは、昼食を一緒にしながら交流を深めた。
この日のメインイベントのキムチ教室は、キムチソムリエの柳香姫さんの手ほどきでキムチの漬け方を一から学んだ。鄭会長は「韓日の子どもらが高麗神社の歴史を学び、キムチづくりを通して交流を図り、親睦を深めてほしい」と挨拶した。
同教室は2014年の高麗郡建郡1300周年の記念行事の一環として始まったが、コロナ渦の影響で2年間実施を見合わせていた。
【三重】三重県日韓親善協会(山口久彦会長)と婦人会三重本部(尹栄子会長)共催の「韓国料理体験教室」が14日、三重県津市内のホテルで開催され、地域住民ら50人が参加した。地域交流を通じて韓日関係に貢献しようというもので、年3回(6月、9月、12月)開催し、8年以上継続している。
当日は今年最後の体験教室とあって、定員30人を大幅に上回り、午前と午後に分けて行った。メニューは、白菜のキムチ漬け、トック、豆腐の焼き物の3品。尹会長ら本部役員6人が各テーブルを回り、キムチのタレ作りを指導した。参加者からは「キムチのタレが美味しくできた」「とても楽しい」といった声が聞かれた。
尹会長はこの時期の韓国のキムジャンについて説明しながら「今日のレシピをもとに自身でもアレンジして、それぞれ家庭の味を作って下さい」と呼びかけ、同協会事務局の黒田哲子さんも「参加人数がこれまでで最高に集まり、うれしい限り」と喜んでいた。
同教室の問い合わせは同協会事務局(059・224・8765)へ。
【長野】婦人会長野本部(金美恵子会長)は3日、県本部でキムジャン大会を開き、一人暮らしの民団団員や80歳、88歳、90歳の同胞高齢者、日頃民団のために奉仕している役員らにキムジャンキムチを配った。
婦人会に所属する13人全員がキムチをイメージした赤い帽子と赤いエプロン姿で白菜の塩漬けから始めて愛情と丹精込めて完成させた。
「たくさんのキムチ漬けを作るのは何十年ぶり」という会員や「初めて参加して色々学べてよかった」と語る若い世代までみんなが参加した共同作業で有意義な時間を過ごした。