【神奈川】民団神奈川本部と神奈川韓国商工会議所、横浜幸銀信用組合共催の神奈川県韓国人合同新年会が12日、横浜市内のホテルで開かれ、団員ら約170人が出席した。公明党の上田勇衆議院議員、立憲民主党の水野素子参議院議員がお祝いに訪れた。
主催者を代表し、李富鉄団長が「昨年末の大統領の非常戒厳宣布と国会の大統領弾劾決議により事態が憂慮されるが、私たち民団は政治団体ではない。引き続き祖国を支持し、地域における草の根交流を通じて、韓日の友好親善に努めていく。今年は韓日国交正常化60周年の節目の年。神奈川でも大きな記念事業を開催する準備をしている」と挨拶した。
大統領表彰をされた高友秀本部顧問の紹介や金玉彩駐横浜韓国総領事、神奈川日韓議員連盟の敷田博昭会長、日韓友好横浜市会議員連盟の田野井和夫会長らの祝辞が続いた。新成人の9人が紹介され、民団や総領事館、商工会議所などから記念品が授与された。
神奈川韓国商工会議所の河泳達会長の乾杯の音頭で祝宴が開かれた。
【千葉】民団千葉本部(高炳佑団長)の「2025年合同新年会及び韓国人成人式」が11日、千葉市内のホテルで開かれ、約130人が出席した。高団長の挨拶の後、千葉県日韓親善協会の森英介会長(中央会副会長、衆議院議員)をはじめ、田嶋要、小西洋之の両国会議員、白真勲前参議院議員らが祝辞を述べた。 第2部の成人式には新成人の男女2人が紹介され、新成人全員が答辞を朗読した。お祝いに民団からクオカード、商工協同組合からアマゾンギフト券、横浜幸銀信用組合千葉支店から図書カード等が贈られた。
第3部の宴会に入り、朴善英さんのコムンゴ演奏、金春江さんの韓国舞踊、金オルさんのカヤグム演奏、徐明生さんの韓国民謡などが披露された。韓国民謡に合わせて多くの参加者が舞台の前に繰り出し、踊る姿が場を盛り上げた。
【茨城】民団茨城本部(金桂一団長)の新年会が18日、笠間市内の同胞団員が経営する焼肉店で開かれ、約60人が参加した。金団長は「韓日国交正常化から60周年を迎える。韓国はこの間、経済発展を遂げ、世界で10位圏内にある。今年は光復80周年でもある。私たちは異国に住みながらも地域住民として日本社会と交流を深め、多文化共生に尽くしたい」と挨拶した。
参加者の最高齢は中央支部の劉載晧顧問で93歳、最年少はみんだん生活センターの金昭夫所長のひ孫の2歳の梨子ちゃんと0歳の龍君。劉顧問は懇親会のカラオケで自慢の歌を披露して拍手喝さいを浴びた。
この一年間で新規団員登録した中央支部2人、鹿行支部2人の新規定住者の女性4人が紹介された。その一人、李秀〓さんは「私と同世代の50代で同胞の友人がいない人がいるかもしれない。一人でも多く民団に集まることができるよう登山など趣味の世界も広げてほしい」と語った。
【三重】民団三重本部(洪光子団長)の新年祝賀会が19日、四日市市内のホテルで団員や婦人会ら約70人が参加して行われた。金星秀駐名古屋韓国総領事はじめ河隆實民団愛知本部団長、金尚道民団岐阜本部団長らのほか、日本側からは三谷哲央三重県議会議員や藤川啓志三重県日韓親善協会副会長ら多数がお祝いにかけつけた。
金徳俊議長が開会辞を述べたあと、洪団長は「今年の巳年は再生と成長の意味があり、在日としての誇りを決して忘れることなく、元気で楽しい民団づくりや韓日関係の更なる友好親善に尽力していく」と決意を述べた。祝辞では、金総領事が「未来志向的な韓日関係構築に向け尽力し、これまで行ってきたいろんなイベントを継続しながら地域との交流を深めていくことが大事だ」と述べ、河団長は「愛知、三重、岐阜は行事を通じて仲良く交流を図っており、これからも皆さんとの行事を楽しみにしている」と期待を寄せた。
金団長も「民団の灯を消すことなく、4世、5世に引き継げるよう愛知、三重と協力しながら盛り上げていこう」と呼びかけた。三谷議員は「政治的に難しい時こそ、民間の地道な活動、交流が重要であり、これからも草の根交流をより深めていく」と挨拶した。
【新潟】民団新潟本部(鄭和仁団長)の「新春の集い」が19日、新潟市内のホテルで開催され、駐新潟韓国総領事館の呉榮煥総領事、新潟県日韓親善協会の片桐奈保美会長、西村智奈美衆議院議員らのほか、日韓親善協会の関係者ら多数が出席した。
鄭団長は新年辞を通じて「祖国の安寧を願いながら、これまで同様に市民レベルでの韓日親善交流の活性化に力を合わせていこう」と呼びかけた。
地域K‐POP専門学校の学生たちによるダンスパフォーマンスが披露された後、李鐘海常任顧問の乾杯の音頭で韓日友好親善交流会が始まった。
【青森】民団青森本部(李採圭団長)と青森商工会議所合同の「2025年在日同胞新年祝賀会(国民褒章伝達式)が14日、青森市内のホテルで開かれ、団員や日韓親善協会実務者等、約40人が出席した。駐仙台韓国総領事館の金要燮総領事が故趙重憲常任顧問に国民褒章を伝達した。
【奈良】民団奈良本部(李勲団長)の「2025年新春年賀交歓会・成人式」が12日、奈良市内で開かれ、団員ら約70人が参加した。新年会後には成人式を行い、花束と記念品などが贈呈された。
祝賀会公演として、民団チャング教室の生徒によるソルチャングと三鼓舞の演奏を披露した。
【滋賀】民団滋賀本部(金東凡団長)の新年会・成人式が12日、本部会館で開かれ、団員ら55人が出席した。駐大阪韓国総領事館から組織功労者3人に表彰状が送られた。式典は在日同胞4世の沈理世氏によるチェロ演奏で厳かな雰囲気を盛り上げた。
懇親会ではアンコールに応えて「民謡アリラン」の演奏もあり参加者が一緒に歌い、会場は温かい雰囲気に包まれた。
【鳥取】民団鳥取本部(金允基団長)の「2025年韓日新年交流会」が11日、本部会館で開かれ、団員ら約30人が出席した。
昨年一年間の活動を振り返るスライド上映をした後、薛幸夫顧問が新年の挨拶をした後、神戸総領事館の趙恩兒領事と野川聡前鳥取県副知事が来賓の祝辞を述べた。野川前副知事は昨年上京した折の高麗博物館や在日韓人歴史資料館訪問での印象を語った。懇親会では今年もアジメ達3人による在日風カルビタンが振る舞われた。