【大阪】3月9日にソウルを出発した「第10次21世紀の朝鮮通信使ソウル‐東京友情ウオーク」の一行43人が5日、大阪韓国人会館(大阪市北区)に到着した。玄関先では、婦人会大阪本部(朴米子会長)のオモニコーラス部25人が出迎え、握手をしながら労をねぎらった。民団大阪本部の金明弘団長は歓迎会で「遠路はるばる来ていただき、心からうれしく思う。今回で最後の友情ウオークになり、残念な気持ちでいっぱいだが、皆さんの足跡はこれからも残っていくと思う。今日は楽しい時間を過ごして下さい」と激励した。
一行を代表して、韓国体育振興会の許南整常任理事は「皆さんの温かい出迎えはとてもありがたい。明日から東京まで700㌔(24日間)の道のりを無事に終えることができると思う」と謝辞を述べ、日本側を代表して友情ウオークの会の遠藤靖夫会長も「今回で10回目を迎えた。これまで継続できたのも、在日韓国人の皆さんが両国の間に立って接着剤の役割を果たしてくれたおかげだ」と感謝した。
許常任理事と遠藤会長から金団長に友情ウオークのシンボルのペナントと帽子が贈られた後、オモニコーラス部が「虹」、「新アリラン」など3曲を披露し、最後は「故郷の春」を手拍子で一緒に歌いながら会場を盛り上げた。歓迎会のフィナーレはウオーカーと婦人会のメンバーが輪になり、手を繋いで会場全体で「アリラン」を合唱した。