現行法はバスとタクシー、鉄道で正当な理由なく乗車を拒否できないよう定めているが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために一時的に乗車の制限や拒否を認めることにした。運転手や運輸事業者側に対する事業停止や罰金などの行政処分を免除する。また、地下鉄では乗客個々の着用確認が難しく、現場の管理職員や乗務員が着用を呼び掛ける。
ただ、当局や自治体による取り締まりなどで乗客のマスク未着用が指摘された場合でも、乗客に対し行政処分は行われない。制裁を認める法的な根拠がないためだ。
航空機利用時のマスク着用措置も強化する。一部の航空会社は18日から搭乗客のマスク着用を義務付けているが、政府は27日以降、すべての航空会社の国際線・国内線に拡大する方針だ。
防疫当局によると、24日までに韓国で感染が確認された運輸従事者はバスが9件、タクシーが12件となっている。
【聯合ニュース】
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