掲載日 : [19-09-04] 照会数 : 14705
埼玉県内3自治体主催で慰霊祭・追悼式
[ 本庄市主催の慰霊祭でお礼の言葉を述べる民団埼玉県北支部の李峰明監察委員長 ]
[ 「関東大震災朝鮮人犠牲者慰霊碑」前で焼香する民団埼玉本部役員(長峰墓地) ]
【埼玉】多くの犠牲者を出した県北の本庄市(長峰墓地)、上里町(安盛寺)、熊谷市(メモリアル彩雲)でも1日、行政主催の慰霊祭・追悼式が執り行われ、民団埼玉本部から田虓玔団長をはじめとする役員多数が参列した。
熊谷市主催の追悼式で富岡清市長は、「私たちは犠牲者の方々の悲痛な思いを決して風化させてはならない」と決意を新たにしていた。民団からは地元県北支部の李峰明監察委員長が「お礼の言葉」を読み上げ、「地域社会の発展に寄与し共生社会のために邁進していく」と述べた。
埼玉では東京から避難してきた同胞を県南地域の警察が保護検束し、中山道を通って群馬方面に移送する途中で自警団と群集に襲われた。国の政策に従って県が「不逞鮮人暴動に関する件」という移牒文を出したことが影響したとみられる。