掲載日 : [19-11-29] 照会数 : 14304
全国17番目、福島に生活相談センター開設…東北で2番目
[ 金昭夫中央センター所長(中央左)、金仁河団長(同右)らによって「みんだん生活相談センターふくしま」の看板が掲げられた ]
[ 専門相談員を交えて記念撮影する民団福島と傘下団体、支部らの役員 ]
【福島】民団福島県本部(金仁河団長)は11月27日、同本部内に「みんだん生活相談センターふくしま」を開設した。地方センターとしては先週の埼玉に続いて全国で17番目になり、東北では2003年に開設した宮城についで2番目となる。これで中央センターと合わせて全国18カ所に「在日同胞の拠り所」が揃った。開設式には中央本部相談センターの金昭夫所長をはじめ、民団福島本部と支部の幹部をはじめ、婦人会、韓商、あすか信用組合郡山支店の関係者ら約30人が参席した。
開設式で金団長は「福島にも相談センターをとの期待が高まっていたが、ようやく開設が実現した。県下同胞たちに幅広く広報し頼れる民団にしたい」と期待を込めた。
中央本部の金所長も「生活者団体である民団は同胞たちの悩みを解決津する拠り所になる必要がある。全国18の相談センターと連携しながら、同胞社会に役立つ事業として頑張ってほしい」と呼びかけた。
専門相談員は25年前から民団福島の生活相談員として協力してきた伊藤栄紀氏(司法書士、土地家屋調査士、行政書士)と香織氏(司法書士、土地家屋調査士、行政書士)の夫妻で対応するが、中央とも連携していく。
伊藤栄紀氏は「民団とは古くから懇意にしており、在日の皆さんに少しでも貢献していきたい」と抱負を述べた。
この後、孫準税理士の「相続税対策の基本」とと題した講演に続き、中央センターの裵良煕事務局長から、センター運営に関する説明と意見交換を行い、同本部内に「みんだん生活相談センターふくしま」の看板が掲げられた。
福島の専門相談は当面、毎週月曜日、午後1時から4時まで、事前に電話(0249・22・9072)で予約を受け付け、相談員が対応していく。