掲載日 : [19-10-11] 照会数 : 11375
<韓国国体>在日同胞は総合2位に…海外同胞の部
[ 表彰台に立つ呉公太選手団長(左) ]
[ 最終日のゴルフ女子団体戦で金メダルを獲得した姜美咲、姜智賢組 ]
4日から熱戦が繰り広げられていた第100回韓国国体・ソウル大会が10日、すべての競技を終え閉幕した。選手・役員約130人で臨んだ在日同胞選手団(呉公太選手団長)のメダル獲得は、金5、銀6、銅12個とし、18カ国の同胞で競われた海外同胞部門で8連覇を逸したものの、総合2位となった。
在日同胞選手団はサッカー、ボウリング、ゴルフ、テニス、テコンド、卓球、スカッシュ、剣道の海外同胞8種目のほか、国内競技の柔道に出場した。また、体験(親善試合)としてラグビーも参加した。
海外同胞の部総合、8連覇をめざしていた在日同胞は、大会4日目までにスカッシュ女子とテコンド3種目で金メダルを獲得していたが、その後、期待が高かったテニスやボウリング、卓球で金メダルに届かず、最終日のゴルフ前までの金メダルは4個。総合成績は4位で、表彰台さえも危ぶまれていた。
しかし、最後の種目、ゴルフの男女が奮起した。トップを4打差で迎えた女子団体は最終日に姜美咲、姜智賢組が快進撃を見せ、逆転で金メダルを獲得した。男子団体も前半のラウンドで1位に3打差と追いかけ、逆転の勢いを見せ、最終的に銀メダルを獲得した。
この結果、金メダル数は米国が7個と首位に立ち総合優勝、在日、在インドネシア、在中国がいずれも5個で並んだが、在日同胞は銀メダル獲得が在インドネシアよりも1個勝り、2位が確定した。まさにゴルフが在日同胞の表彰台を救った。
来年は慶尚北道の亀尾とその一円で開催される。