掲載日 : [23-09-15] 照会数 : 3361
「動画」2023同胞社会指導者ワークショップ
「団員に寄り添う」ー組織活性化へ「同胞社会ワークショップ」
民団中央本部は組織活性化と実務者の養成を主な目的とする「同胞社会指導者ワークショップ」を東京都内のホテルで開催した。民団中央の主催するワークショップは2019年以来4年ぶり。全国の地方本・支部と傘下団体から69人が参加し、9日から1泊2日の日程で集中的に講義を受けた。
内容はいかにしたら団員に寄り添った活動ができるのかを学ぶ実践的なプログラムが中心。団員家庭からの問い合わせにどう応えたらいいのか、最良の選択肢を考えてお互いに共有しあう「テレフォンコールロールプレイング」や、支部総会の運営方法や資料作りのマニュアルといった具体的な指導もあった。
講義「在日同胞社会の現状と課題」を担当した李清鍵副総長は、「韓半島にルーツを持つすべての同胞を視野に入れれば、民団の対象者は逆に増えているといえる。決して同胞社会の規模が小さくなっているというわけではない」と指摘し、家庭訪問を通じて身近なところから新規団員を増やすよう呼びかけた。
翌日は在日同胞と民団をリンクした「KJアプリ」について説明があった。このツールは会員登録することで地域内のイベント内容が自動的に届くシステム。団員掘り起こしのツールとして期待されている。開発チームは「物々交換の掲示板やブライダルマッチング情報も考えている。いまは歩き出したばかり。一緒に育てていこう」と呼びかけた。
参加者からは「みんな、なんとなく知っていることばかり。でも、いざ、人に聞かれたらうまく答えられないということも自覚できた。いいおさらいになりました」という感想が聞かれた。