新たな韓日発展に期待
【兵庫】民団兵庫県本部の第79周年光復節記念式典が4日、神戸市内で開かれ、県下同胞ら約250人が一足早く解放記念日を祝った。
金相英団長は開会辞で韓国を第一の敵国と規定し、統一や民族の表現を削除した北韓の政策転換を批判した上で「来年は韓日国交正常化60周年。新たな韓日パートナーシップ宣言が結ばれることを望むとともに神戸市と仁川市の姉妹提携15周年、神戸空港の国際チャーター便解禁で訪韓の機会が増えれば韓日関係改善の下支えになる」と期待を込めた。
駐神戸韓国総領事館の李相烈総領事は「私が小学生だった70年代の韓国は、白米だけの弁当を学校に持って行くと教室の後ろに立たされた」と貧困時代を振り返りながら、「在日同胞の祖国愛、献身があり、今や我が国は世界に支援の手を差し伸べるグローバル中心国家になった。韓日関係も画期的に改善され、自由民主主義と人権尊重、市場経済という共通の信頼を通じて歴史的課題に取り組んでいる」と発展ぶりを評価した。
在日同胞社会の和合や次世代育成、共生共栄社会の実現を盛り込んだ決議文を採択した後、李圭燮常任顧問の万歳三唱で式典を終えた。
第二部の韓国文化公演では、宝塚と神戸のオリニ、青少年らがK‐POPダンスやチャンゴ、テコンドーを披露し拍手喝采を浴びた。韓国のサムルノリチームと7月に打楽器を通じた交流を始めた加古川市立氷丘中学校国際交流部のサムルノリは中学生レベルを超える技を見せた。アンカーは韓国の3人組トロットボーカルグループ、三銃士がお馴染みの曲メドレーで会場を沸かした。