第106回全国高校野球大会は23日、決勝が行われ 京都国際(京都)が関東第一(東東京)に決勝戦では史上初の延長タイブレークの末に破り、春夏通じて初の甲子園優勝を飾った。
無死一・二塁で始まる延長タイブレーク。京都国際は0ー0で迎えた延長10回、エース左腕・中崎琉生(3年)の代打・西村一毅(2年)が左安打で無死満塁から1番・金本佑伍(3年)が押し出し四球をもぎ取り1点を先制。さらに三谷誠弥(3年)がライトへ犠飛を放ち1点を加えた。エース中崎が9回まで4安打無失点、10回は2番手・西村が無死満塁のピンチを招き内野ゴロ間に1点を失うも後続を抑えた。京都勢では1956年・平安(龍谷大平安)以来、68年ぶりの5度目の全国制覇となった。
創部1年目の1999年夏、初の公式戦で0-34の大敗を喫してから25年、 最高の舞台で頂点に立った京都国際高校。韓国語の校歌が甲子園に流され、京都国際ナインは堂々と歌いきった。