「2・8独立宣言第106周年記念式」が8日、東京韓国YMCAで開かれ、約250人の関係者が出席した。主催者を代表し、呉永錫理事長が「2・8独立宣言は3・1独立運動の導火線となり、韓国臨時政府樹立の先駆的役割を果たした」と開会辞を述べた。
同式典を共催した韓国国家報勲部の姜貞愛長官(呉振榮報勲文化政策室長代読)は「今年は光復から80周年を迎える。政府は80周年事業を通じて独立運動の歴史を受け継ぎ、国民が一つになるよう努める」と強調した。
駐日韓国大使館の朴喆熙大使(金賢淑総領事代読)は「我が身を案ずるよりも祖国の独立と民族の未来を熟慮した先輩烈士の歴史を心に刻むことは、私たちに与えられた責任と使命だ」と訴えた。
在日韓国留学生連合会の朴讃喜会長が「2・8独立宣言」を朗読後、光復会の李鍾賛会長が「戦後の日本は世界平和と民主主義を目指す国になった。過去の歴史を清算するならば、光復会は先頭に立って和解容認の道を歩む」と強調した。
民団中央本部の金利中団長は「世界中で民族的摩擦による問題が起きている今だからこそ、抑圧からの民族解放を命がけで訴えた2・8独立宣言の真心を未来永劫に顕彰し続けなければならない」と呼びかけた。
東京韓国学校合唱団が太極旗を振りながら「その日を記憶し」という歌を披露し、万来の拍手を浴びた。