在日本大韓体育会関東本部(文京一会長)は5月17日、東京・港区の韓国中央会館で第46回定期総会を開き、新会長に林永起氏(48・写真)を選出するとともに、各競技団体と連携した次世代育成を主体としたスポーツ大会の展開など新年度活動方針を決めた。
体育会中央本部の鄭眞一専務理事、民団東京本部の呉永錫団長、東京韓商の金淳次会長、青年会東京本部の郭玹瑀会長、婦人会東京本部の李幸子副会長らが参席し激励した。
体育会中央の宋栄奉会長(鄭眞一専務理事代読)は「重責を担ってきた文京一会長には長い間の尽力に感謝したい。中でも関東本部が1996年からスタートしたオリニミニサッカー大会は昨年まで、28年間、一度も欠かすことなく連続開催してきたことは次世代アスリート育成の役割を大きく果たしてきた。今後も優秀な次世代選手育成と発掘に協力してほしい」と呼びかけました。
呉永錫民団東京本部団長もオリニミニサッカーやボウリング教室などスポーツを通じた次世代育成を評価し、「今後もスポーツを通じた同胞の絆を深めてほしい。6月に開催する東京本部団長杯ボウリング大会など、民団行事に協力をお願いしたい」と述べた。
報告では、28年間欠かさずにオリニ・ミニサッカー大会が継続できたことが強調された。また、東京韓国学校初等部サッカーチームにユニホームを寄贈し、このユニホームを着用して宮城県名取市で開催された日韓サッカー交流大会で優勝したことが強調された。
新年度方針は①韓国国体への優秀選手派遣②第29回オリニミニサッカー大会開催③関東テニス大会④オリニボウリング教室への支援など。
役員選出では監事に康聖煕、金宗洙の両氏が就任、副会長に許哲中、朴泰成、韓新悟、蔡鍾大、秦承煥の5氏、専務理事に鄭昇栄氏が任命された。
林永起新会長は「文京一会長が半世紀にわたって体育会に携わってきたスポーツへの熱意に敬意を表します。これまで培ってきた事業をさらに永く継承し、より多くの同胞に携わって、何よりも楽しい活動を企画していきたい」と就任の第一声。
幼少期時代、アボジに民団の運動会などに連れて行かれたことを振り返りながら、「こんなに同胞がいるんだと思いながら、民団活動の中にも身近にスポーツがあり、人との交流が盛んだったことを覚えている。そんな民団との触れあいがあったからこそ、後々に学生会や青年会に携わるきっかけに繋がった。そのようにスポーツイベントを続けてきた先輩たちの恩恵を受けた世代の一人として、これまで培ってきた活動経験と人脈や深めてきた愛情を体育会関東本部の活動に生かせていきたい」と熱意を述べた。